べらぼう 若木屋与八

妓楼主

吉原の妓楼主に若木屋与八がいます。2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう」では、この若木屋与八役を「日本統一」シリーズで知られるネオVシネ四天王の1人、本宮泰風が演じています。

ここでは、若木屋与八について見ていきます。

若木屋与八とは

安永八年の吉原細見から見る若木屋

若木屋与八は吉原の妓楼主です。以下は、安永八年(1779年)の吉原細見の若木屋与八の頁です。赤で囲んだところに「若木屋与八」と書かれています。

若木屋与八という楼主の上に「◑」という印が付けられているので、当時、若木屋は吉原の大見世、中見世、小見世の分類で行くと、小見世だったようです。

三段にわたり遊女の名前が記されていますが、上段に「花さと」を筆頭に二つの山形のある遊女が6人並んでいます。これは「座敷持ち」と呼ばれる遊女で、若木屋ではトップの遊女たちです。二段目には山形が一つの「部屋持ち」の遊女が7人並んでいます。

これらの点からも大見世のように、呼出や昼三といった花魁を抱える妓楼よりも格下だったことがわかります。

天明三年の吉原細見から見る若木屋

以下の図は上記の吉原細見から4年後の天明三年(1783年)の吉原細見です。ここにも若木屋与八が載っていますが、さらに格落ちしており、座敷持ちの遊女もおらず、部屋持ちの遊女がトップになっています。

この期間にかなり衰えていることが見て取れます。

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